新型コロナウイルスCOVID‑19 ワクチン接種 服反応は?実際に接種した私が今後接種を検討している方へ対策をご紹介

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こんにちは、かくりんです。

私は看護師として病院勤務をしております。

その関係で、4月のうちに新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)に対するファイザー社製ワクチンを2回接種しました。

全国で順次投与が開始された新型コロナウイルスワクチンですが、投与期間は令和3年2月17日から令和4年2月末までの予定とされています。

一般的には

事前に市町村から「接種券」と「新型コロナワクチン接種のお知らせ」が届きます。そのお知らせの中に具体的な手順など案内があるので、その案内に従ってください。

接種に際しては、「接種券付き予診票」と「本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証など)」を必ず持参してください。

この投稿の2021年6月11日時点では、医療従事者の接種と、各自治体で高齢者から優先的に接種が進んでいる状況です。

今後の流れは、 高齢者以外で基礎疾患を有する方や高齢者施設等で従事されている方に対する接種が始まり、その後に上記以外の方の接種が予定されています。

今後接種を予定している方に向けて、ワクチンの概要や私自身の接種後の状態、また同じ病棟のスタッフの状態などお伝えして、参考にしていただければと思います。

新型コロナウイルス感染症のファイザー製ワクチンの有効性について

ファイザー製のワクチンが新型コロナウイルス感染症に対してどの程度の有効性があるのか見てみましょう。

厚生労働省のホームページより抜粋

ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。(発症予防効果は約95%と報告されています。)
なお、本ワクチンの接種で十分な免疫ができるのは、2回目の接種を受けてから7日程度経って以降とされています。現時点では感染予防効果は十分には明らかになっていません。ワクチン接種にかかわらず、適切な感染防止策を行う必要があります。

とのことです。

現時点では、100%発症を抑えるものではないようです。

95%で発症予防効果が認められているが、免疫効果が発生するのは、2回目のワクチン接種から7日目以降としています。

新型コロナウイルス感染症ワクチンの安全性

主な服反応は?

現時点では、「絶対に安全です」とは言えないのが現実です。

とは言え、普段みなさんが服用している薬にも副作用という物が存在し、気分不快や胃炎などの軽いものから、蕁麻疹やアレルギー症状など、直接身体に現れるものなど様々です。

そのため、薬を内服・接種するということは、そもそもリスクのあることなのです。

しかし、この新型コロナウイルス感染症ワクチンは新しい薬剤が故にデータが少ないということが一番の心配ですよね。

投与実績が浅く、長期的な使用データのない薬剤なため不安を覚えるのも無理はないと思います。

厚生労働省から発表されている主な副反応として

  • 頭痛
  • 関節や筋肉の痛み
  • 注射した部位の痛み
  • 疲労
  • 寒気
  • 発熱

があげられています。

また、まれに起こる重大な副反応としては、ショック(血圧が急激に低下し、さまざまな障害が起こる急性の症候群。全身の臓器や組織に十分な血液が行き届かなくなるため、臓器の機能障害や意識障害などが起こる状態)やアナフィラキシー(重度のアレルギー反応)があげられています。

また最後に

新型コロナウイルスワクチンは新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性も十分にあります

と明記しており、上記にあげた例 以外の症状を起こす可能性があると警告しています。

予防接種健康被害救済制度

極めて稀ですが、ワクチン接種の副反応によって健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が生じた場合には、国による予防接種健康被害救済制度を受けることができます。

医療費 かかった医療費の自己負担分
医療手当 入院通院に必要な諸経費(月単位で支給)
障害児養育年金(※) 一定の障害を有する18歳未満の者を養育する者に支給
障害年金(※) 一定の障害を有する18歳以上の者に支給
死亡一時金 死亡した方の遺族に支給
葬祭料 死亡した方の葬祭を行う者に支給
遺族年金 死亡した方が生計維持者の場合、その遺族に支給
遺族一時金 死亡した方が生計維持者でない場合、その遺族に支給

実際に投与してみて

ここまで厚生労働省の発表と合わせて説明させていただきましたが、ここからは私が実際に投与した結果をお話しさせていただきます。

当院では接種を希望するスタッフ1人ひとりに接種票が配布され、接種日が一定人数ごとで区切られ分かれています。そのため全職員が一斉に接種するわけではなく順次接種していきました。

投与1回目

投与経路は筋肉注射。上の写真は実際の筋肉注射の光景と同じですね。肩より少し下の部位に投与します。

痛みの程度は個人差がありますが、私は「チクッ」と感じただけで、インフルエンザワクチン(皮下注射)のような薬剤注入時の痛みもありませんでした。

接種後は設置された待機場で15分待機体調変化やアレルギー症状出現の有無を経過観察します。

接種直後は特に痛みもなく過ごせましたが、接種後8時間くらい経った寝る前、「押すと少し痛い」という症状が出現しました。

就寝後から投与した部位に軽く触るだけでも強い痛みがあり、寝返りのたびに接種部位が触れると痛くて目が覚めてしまいました。接種部位を下にして寝ることはできませんでした。

接種後1日目は腕を上げるにも水平より上に挙げると痛みがあり、触れても強い痛みがありました

しかし、症状は腕の痛みだけであり、それ以外の体調変化は起きずに経過腕の痛みも接種後2日目には完全になくなりました。

職場のスタッフも腕の痛みを訴える人が多くいましたが、中には無症状の人もいました。

また1回目の投与後に大きく体調を崩した人はいませんでした。

投与2回目

1回目の接種から2週間後、2回目の接種をおこないました。

2回目のワクチン接種後も15分待機して様子を観察します。その後退室。

やはり接種直後は特に症状はありませんでした。

しかし

接種6時間後くらい経った夜から強い倦怠感が出現。また膝の痛みが出現しました。当院で事前に配布された「カロナール」というアセトアミノフェン成分の解熱鎮痛剤を内服。

その後は37℃台の微熱と寒気が持続していました。倦怠感が強く立っているのも辛かったです。

2回目接種後の翌日も同様に微熱と強い倦怠感が持続。カロナールを内服し対処していました。

私はたまたま休みだったから良かったですが、もし仕事だとしたら、出勤なんてとてもできる状態ではありませんでした。

そんな状態で寝込み続けてました。

2回目接種後の2日目には、何事もなかったように元通りになりました。「前日のあの辛かった1日は何だったの!?」と思うほど。

新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種してみて、私に現れた症状としては

  • 接種部位(腕)の痛み
  • 強い倦怠感
  • 膝の痛み
  • 寒気
  • 微熱(解熱剤を内服していなかったら、もっと発熱していた可能性もあり)

という、ほぼ厚生労働省の発表通りの結果でした。

接種した他の人の状況

別の日に私の妻も接種しましたが、1回目の時は私と同様に腕の痛みを訴えていましたが、そこまで強い痛みではなかったようです。腕を挙げることも可能性でした。しかし、接種部位を下にして寝ると痛いのは同じ。症状はそれのみです。

2回目の接種後は、やはり微熱と強い倦怠感が出現し寝込んでいました。

当院の医療スタッフはすべて合わせると約1000人くらいの職員がいますが、1回目の投与後に8~9割のスタッフが腕の痛みを訴えたそうです。残りのスタッフは無症状。大きく体調変化を起こしたスタッフは報告されていないとのことでした。

2回目の接種後は大きく体調を崩すスタッフが続出しました。

  • 3日間、熱が下がらない
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 嘔吐

などの、私には出現しなかった症状を訴える人も多かったそうです。

2回目接種後に体調を崩すスタッフが多く、出勤できない人がどんどん出てきた為、病院としても途中から「コロナウイルス感染症ワクチン接種に伴い体調不良を生じたスタッフの欠勤は特別休暇とする」といった対応もなされました。

しかし、そんな中、ごくわずかですが無症状の人もいるんです。

やはり個人差があるものなんですね。

2回目の接種が希望した全職員に接種されましたが、現時点では重篤な副作用出現の報告はありません。ほとんどの人が接種翌日には回復しています。

ワクチン接種に向けた準備

事前に会社・上司に相談しておく

新型コロナウイルス感染症ワクチン接種後の症状には個人差があります。

しかし、当院のほとんどの人が2回目の接種翌日に大きく体調を崩しています。病院も特別休暇の対応をするくらいの人数が体調を崩し、出勤できなくなったスタッフが続出したのも事実。

私も妻も2回目の接種翌日は寝込みました。動けませんでした。

そのため、ワクチン2回目接種の翌日は可能な限り予定を入れておかないことが重要だと思います。

もちろんそんな簡単に仕事は休めないとは思います。

しかし接種翌日に体調が悪い中で会社に欠勤の電話をするのもシンドイですよね。みなさん忙しいと思いますし、急にお休みを取ることができない可能性もあります。

しかしあなたの上司や同僚も2回目のワクチン接種後に大きく体調を崩すことが予想されます。

したがって、まだ接種の予定が決まっていない今のうちから、会社の上司などに掛け合って、そのリスクに備えることができるようお勧めします。

「ワクチン休暇」みたいな感じで会社が対応してくれると、本当に気が楽になると思います。

狙った予約日が取れない可能性もあることを考慮しておく

コロナウイルス感染症ワクチン接種は事前予約制です。一般の方のワクチン接種に関する予約方法や接種会場の仕組みについては、まだ具体的に示されていません。

そのため、どうなるかはわかりませんが、予想されることをあげておきます。

まず平日に仕事をしている方は、会社が休みの土日を狙って予約しようとすると思います。

しかし、副反応が出るのは翌日です。

なので日曜日にワクチン接種をしたら、月曜日に副反応が出ます。

では

ワクチン接種は金曜の夜か土曜日がいい。

金曜日は仕事で遅くなって行けないかもしれない。また医療機関がやっていない可能性が高い。

じゃ、土曜日がいいか。

「この日はすでに予約がいっぱいです。別の日を検討してください。」

なんてことが容易に予想されます。

また大規模接種会場も、どのように機能するかわからないため、いろいろと混乱が生じることもあり得ます。

そのため、希望する日に確実に予約が取れる保証がないことを頭に入れておきましょう。

家族全体で備える

2回目のワクチン接種後は大きく体調を崩す可能性が高いため、同居している家族がワクチンを接種する場合も準備をしておいたほうが無難でしょう。

あらかじめ体調を崩すことがわかっているため、寝込んでいる親や配偶者の代わりに自分が動けるように備えておきましょう。

私の場合、私が先に接種して寝込みました。

また同じ職場のスタッフも、大勢体調を崩したため、2回目の接種後は危険と思っていました。

そのため妻が2回目のワクチン接種した翌日は、私と同様に寝込む可能性があると思い、職場に事前に休み希望を出しました。

予想通り、妻は接種2日目に体調を崩し、寝込むことになりました。事前に休暇を取っておいて大正解でしたよ。

体調が悪い時に自分の身の回りのことをやるのも辛いですよね。

その為、高い可能性で訪れるリスクには事前に備えておきましょう。

まとめ

いまだに終息が見えない新型コロナウイルス感染症。

各製薬会社でワクチン開発がおこなわれ、実際に投与が始まっています。

しかし、その効果や副反応に関しては未知の部分も多く、政府や製薬会社は現在データを収取しているところです。

今後、日本全国で順次ワクチン接種が広がっていくことと思いますが、ワクチン接種を利用した詐欺も確認されています。

  • 新型コロナウイルスワクチンは公費で負担するためお金はかかりません。
  • すべて無料です。
  • お金を支払って順番を優先してもらえることもありません。
  • 新型コロナウイルスワクチン接種に関して金銭の要求があった場合はすべて詐欺ですので、くれぐれもご注意ください。

まだまだ不透明な今後ですが、皆さんで協力して乗り越えていきましょう。

この投稿がワクチン接種を検討している方にとって、少しでも有益な情報となれば幸いです。

ではまた。

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